風しんの予防接種について
風しんとは
風しんウイルスを含んだ飛まつ(咳やくしゃみ、会話などで飛び散るしぶき)を吸い込んで感染します。
潜伏期間は約2~3週間で、主な症状は発疹、発熱、リンパ節の腫れです。しかし、3つの症状はそろわない場合や、感染しても症状がでない場合も15~30%あり、風しんという自覚がないままに、周囲に感染させてしまうこともあり注意が必要です。
一般的に症状は軽症で予後は良好ですが、大人で発症した場合、高熱や発疹が長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあり、決して軽視はできない疾患でもあります。
先天性風しん症候群とは
風しんに免疫のない女性が、妊娠初期(特に妊娠20週頃まで)に風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんに先天性風しん症候群 と総称される耳、目、心臓などの障害を引き起こすことがあります。
先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる確率は、妊娠1カ月で感染した場合50%以上、2ヵ月で35%、3ヵ月で18%、4ヵ月で8%程度と言われています。(出典元:国立感染症研究所)風しんはワクチンで予防できます!
ご自身と大切な家族・仲間、社会のために、免疫を持つことが大切です!
抗体検査・予防接種 –風しんに対しての免疫を持っているか、血液検査でわかります-
風しんワクチンを受けているか不明な方、風しんにかかったことが確実でない方は、ご自分の風しん抗体価を検査しましょう 。風しんにかかった記憶がある人の中には、実際は別の病気であったケースもあるので注意が必要です。
当院の抗体検査費用:2,500~3,000円(税込)*診察料は別途必要になります。 |
当院の予防接種費用:風しん単独ワクチン :1回 5,000円(税別) 麻しん・風しん混合(MR)ワクチン :1回 10,000円(税別) *診察料・注射手技料込みとなります。 予防接種には予約が必要です。お気軽にお問い合わせ下さい。 ※妊娠中は風しんの予防接種が受けられません。また、女性はワクチン接種後2カ月間の避妊が必要です。 詳しくは、刈谷市ホームページ風しん抗体検査及び予防接種費用の一部助成をご覧ください。 |